2007年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を、岩木山を考える会が担当に！

　2007年1月号からも引き続いて本会が担当して、ほ乳類、トンボ、蝶など「岩木山の生き物」シリーズで表紙を飾ることになりました。1～５月号は事務局長の三浦が担当して岩木山のほ乳類の写真を「カモシカ、トウホクノウサギ、クマ、ホンドオコジョ、ホンドリス」の写真・文章が掲載される予定です。

11月

ヒョウモンチョウ（豹紋蝶）・チョウ目タテハチョウ科の蝶で前翅長２５～３６ｍｍ。食草はバラ科のオニシモツケなど。

　八月、暑い日だった。百沢登山道の姥石を過ぎた。この辺りは立木が少なく高原の風情だ。それだけに南東から射す陽光は焼けるように暑い。道ばたの藪では白い花が目立つ。
　ノリウツギだ。麓ではまだ咲き出したばかりだがこの辺りはすでに満開。白い花びらのように見えるのは「飾り花」だ。これには蘂（しべ）もなければ蜜もない。中央の小花群が花である。それに止まって吸蜜行動をしている蝶がいる。夏の高原を代表するヒョウモンチョウだ。羽の模様がヒョウのようにオレンジ色に黒点を散らしているのが美しい。