2006年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を、本会を通じて会員の菊池弘保さんと、飛鳥和弘さんが担当し、表紙の弁の補遺を三浦事務局長が担当することとなりました。今年一年もよろしくお願い申し上げます。



 コハクチョウ・全長120cm・くちばしの黄色がやや小さいオオハクチョウに似たとりである。
 ユーラシアと北米大陸の寒帯で繁殖し、冬鳥として日本に渡来する。オオハクチョウよりも南に渡る傾向がある。
 これは砂沢溜池で撮影した。その日は晴れていたが、寒気を誘う薄い雲が上空を覆っていた。飛翔する二羽の白鳥、その背景は真っ白な雪に覆い尽くされた岩木山である。
 右端手前が巌鬼山、それに連なる稜線が噴火口外輪の耳成岩、その奥が中央火口丘の山頂である。白鳥に岩木山はよく似合うのではなく、岩木山には白鳥がよく似合うということだろう。岩木山はすべての生き物を優しく受け入れてくれる。


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おまけ
3月の表紙画像の原画(題字なし)2188*1502 約104kb