2006年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を、本会を通じて会員の菊池弘保さんと、飛鳥和弘さんが担当し、表紙の弁の補遺を三浦事務局長が担当することとなりました。今年一年もよろしくお願い申し上げます。


2月

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 キレンジャク・全長20cm・冬鳥として渡来し津軽地方では12月下旬から1月にかけて多く見られる。柿の実やヤドリギ、ズミ、ナナカマドなどの実を好む。群れで行動することが多く、数百羽になることもある。「ヒリリヒリリ」とか「チリチリチリ」と細い声で鳴く。尾の先の黄色のがキ(黄)レンジャク、他に尾の先の赤いヒ(緋)レンジャクがいる。大陸で木の実が多い時は渡来数が少なくなる。
 冬枯れの岩木山ではよく、ミズナラやブナの林で、空間に浮かぶ植え込みと言えそうなアカミノヤドリギの豆粒ほどの赤い実を啄んでいるのに出会う。一見何もないような冬枯れの岩木山、しかし、ヤドリギの群落は明るく、群れ集うレンジャクたちも明るく、そこは一条の光に照らされた楽園である。


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1月


おまけ
2月の表紙画像の原画(題字なし)1000*1462 92kb