2006年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を本会会員の菊池弘保さんと飛鳥和弘さんが、表紙の弁の補遺を三浦事務局長が担当しました。今年一年ありがとうございました。

 なお、07年1月号からも引き続いて本会が担当して、ほ乳類、トンボ、蝶など「岩木山の生き物」シリーズで表紙を飾ることになりました。1〜5月号は事務局長の三浦が担当して岩木山のほ乳類の写真を「カモシカ、トウホクノウサギ、クマ、ホンドオコジョ、ホンドリス」の写真・文章が掲載される予定です。


12月


オオタカ・全長50〜56cmの留鳥。低山から平地の林に少数が生息する。里山環境の自然指標となる鳥でもある。オオタカといってもカラスくらいで別に大きくはない。名前は成鳥、雄の上面が青灰色であることから「蒼鷹」(あおたか)とされ、それがオオタカと転訛したものだ。繁殖期には「ケッケッケッ‥」と鳴き、里山のアカマツ・スギなどに巣をかける。開けた農地脇や河畔林の木に止まり、餌となるカケス・ハト・カモなどの中型の鳥を探す。

 付記: もし私がカメラを通してこのオオタカと対峙したならば、私はその鋭い眼光に射抜かれ金縛りにあった気分になるだろう。しかし、この写真のオオタカを見ているといつしか、鋭く射抜き、凍てつくような眼光も優しいまなざしに思えてきた。そこには岩木山の森に鎮座する墨染めで白黒の法衣をまとった仏僧がそこにはいたからである。強くて鋭いものはどこかにかならず優しさを湛えているもののようである。三浦章男」

 06年11月号で誤掲載があり、写真がイヌワシなのに説明文がオオタカとされたまま出版されています。12月号の63ページ「お詫びと訂正」に載りましたが全文は掲載されないままです。全文をお読みになりたい方は本ホームページ掲載の11月号を参照ください。


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おまけ
12月の表紙画像の元データ  約216kb