2007年1月号からも引き続いて本会が担当して、ほ乳類、トンボ、蝶など「岩木山の生き物」シリーズで表紙を飾ることになりました。1〜5月号は事務局長の三浦が担当して岩木山のほ乳類の写真を「カモシカ、トウホクノウサギ、クマ、ホンドオコジョ、ホンドリス」の写真・文章が掲載される予定です。


4月

ニホンリス・体長が20cmほどの日本固有の動物。単独で林に生息し、昼間活動し、木の実や若葉などを食べる。

 山麓の林縁ではスプリングエフェメラルズ(春のはかない命)と称されて雪解けとともに林床に現れて花を咲かせて、樹木の葉が繁る頃には姿を消してしまうカタクリなどがその終焉を迎えようとしていた。大きな山桜の下枝でちょろちょろと蠢くものがいる。リスだった。見通しの利く冬枯れの林ではよく目にする動物だが動きが小刻みで、その上とても速いので撮ることが難しい。近くでしかも私と対峙して「留まって」くれたことは春の女神のなせる業かも知れない。思わず「春だよ、いい天気だね」と声をかけてしまった。


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おまけ
・4月の表紙画像の元データ 1枚目