2007年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を、岩木山を考える会が担当に！

　2007年1月号からも引き続いて本会が担当して、ほ乳類、トンボ、蝶など「岩木山の生き物」シリーズで表紙を飾ることになりました。1～５月号は事務局長の三浦が担当して岩木山のほ乳類の写真を「カモシカ、トウホクノウサギ、クマ、ホンドオコジョ、ホンドリス」の写真・文章が掲載される予定です。

６月

ホンドオコジョ・食肉目イタチ科の動物で体長は１５～２０ｃｍ。山岳地帯の岩場に単独で棲み、ネズミ類などを捕食する。

　昼近くに、変形したコメツガや痩せた吊り尾根、背丈を越える根曲がり竹の藪などがある人手の入っていない追子森登山道から山頂に着いた。嬌声溢れる山頂には馴染めない。素通りして耳成岩の下端を巡りながら目で岩上にイワヒゲを追った。その時だ。五ｍほどの所に小動物を発見した。オコジョだ。動きが早く岩の割れ目に入ったり出て来たりする。一瞬、動きを止めて私をじっと見詰める。私はこの小動物の可愛らしさに肉食獣であることを忘れて感動していた。それは同時に岩木山に生きるものとしての感動であった。　

07年　1月、２月、３月、４月、５月、６月、７月、８月、９月、１０月、１１月、１２月