上の写真は本会幹事宅で駆除した際のもので、キイロスズメバチだと思われます。
現場の巣はオオスズメバチのものと推察されていますが未確認です。

下写真、06年7月、百沢登山道清掃登山時に倒れていた標識を建て直している本会会員

 この標識の右側約10mのところに営林署が設置した鉄骨製の山火事監視塔があります。その屋根裏にスズメバチが巣を造っています。かなり大きくなっていて気をつけて見ると確認できます。
  岩木山百沢登山道を登られたり、降りたりされる方はスズメバチに注意してください。

 スズメバチはこれから(9月中)もっとも活動が盛んな時期を迎えます。それに応じて凶暴になっています。動きのあるもの、芳香性のあるものには襲いかかることがあります。

■その場を通過する登山者は次の点に注意し、厳守してください。
1. 巣には近づかないで、すばやく通過してください。
2. 通過する場合は刺激を与えないように、静かな行動をとってください。
3. できるだけ、姥石では休憩を取らないでください。
4. 芳香性のある果物、お菓子、飴などを食べながら、その場を通らないでください。また、芳香性の強い化粧水やオーデコロンのたぐいはできるだけつけないでください。
5. おもしろ半分で巣に外的な刺激を与えないでください。巣を落とそうなどとしないことです。

■仮にスズメバチに襲われたら次のように対処して下さい。
1. 決して走って逃げないこと。動かないこと。
2. 地面に伏すようにして出来るだけ身を低くして下さい。
3. あごを引いて顔を下に向けて首筋、後頭部を両手で覆ってください。 
4. 頭や肩などにスズメバチが取り付いても手で払ったりしないでください。
5. 静かに呼吸をしながら、スズメバチが飛び去るまでじっとしていてください。
6. 飛び去ったことを確認してから静かに上体を起こして、静かに移動してください。

 すでにスズメバチに刺された経験のある方は特に注意してください。2度目に刺されると死亡するケースが非常に多いのです。

追記
 半永久的に使える注射筒タイプの吸引器が「ポイゾン(ポイズン)リムーバー」という名称で販売されています。また、一度刺されたことがあり心配な方は、予め医師に相談して錠剤(抗ヒスタミン剤やステロイド)を処方してもらい、常備している方もいると聞きます(健康保険はききませんが....)。

参考)本会とは何の関係もありませんが...似たようなことが丁寧に解説されてます
http://www.botanical.jp/library/news/135/index.shtml