岳登山道の整備工事について

A、昨年整備された「百沢登山道」との比較

1、土留め兼用の階段に使われている杉の丸太は粗丸太(皮を粗くむいただけのもの)になった。

2、丸太を止める杭が鉄製から木製になった。(拡大写真

3、杭と丸太を止める針金がステンレス製から亜鉛どぶ付けの太いものになった。(写真は同上を参照)

4、横にはわせてある丸太の下に敷かれている繊維製のものが植物製に変わった。

5、鳥の海噴火口沿いの道から山頂部まで、数カ所にわたって、道沿いに垂木が2〜3本重ねに連結されて設置されている

6、おおむね道の拡幅・掘り起こし・伐採等はない。

疑問点とそれに対する見解:

4の「丸太の下に敷かれている繊維製のもの」は何のためのものか。百沢登山道のものは明らかに腐敗しない化学繊維である。これは山中にビニール袋を埋めていることに等しいと考えられる。出来るならば今回使用している物と入れ替えるべきである。

5の「垂木が2〜3本重ねに連結されている」ものの用途・目的は何か。事前の計画にはなかったはずである。老人と子供は手すりとして利用していた。

B、まだ具体的になっていないこと

1、 鳳鳴小屋の看板は古いままである。

2、おみ坂に「落石注意」の看板はまだ出ていない。

C、その他

1、工期が9月30日までだから、その前に実際全道程を登り降りして、足場の確保などが十分かどうかを点検すべきである。

2、手提げ袋を抱えたりサンダル履きでの登山や、小さな子どもが先を争って、斜め・横・縦となりながら、小さい岩を転がして登っていく姿が目に余る。リフト乗り場に「山頂まで登山する人の足回り・装備・注意事項」をパンフにして渡すことや、看板等を設置するなど、事故やケガを未然に防ぐ対策を行うべきである。