岩木山を考える会2007年度総会の案内をいたします

*日 時:4月14日(土)15時から18時まで
*場 所:弘前市参画センター(弘前市桜大通り・交番となり)

 多くの会員の出席をお願いします。会員でない方の参加も出来ます。お友達などを誘って参加されてもかまいません。マスコミ関係者の参加・取材も自由ですから、どうぞ気軽にお出で下さい。

 なお、総会終了後に懇親会も予定しています。会場は弘前市百石町 すしどころ「佐嶋」です。会費はそれほど高くは設定しておりませんので、こちらの方もご気軽に参加されて下さい。

懇親会参加希望者は4月10日までに、事務局(35-6819) 三浦あてに連絡下さい。

提案される活動方針は次のようになっています。  

1、岩木山の自然破壊の監視、阻止、および山岳自然の保護と再生をめざし調査と情報の蒐集につとめる
 *重点的に「長平(鰺ヶ沢)の種蒔苗代」(岩木山唯一の高層湿原)調査を今年度から始める。
 *林野庁(入会権行使の部落林管理)による伐採が続いているのでその動向に注意する。
 *登山道だけでなく山麓から山腹に延びている林道沿いの調査も実施する。
 *鰺ヶ沢スキー場の動向には注意する。

2、「弘前市」が岩木山に対する自然保護行政に積極的に取り組むように働きかける
 *弘前公園有料化には基本的に反対する。またそのための意見を集約し提唱する。
 *岩木山弥生地区自然体験型拠点施設建設跡地には森林が回復するように運動をすすめる。
 *廃墟となっているホテル「巌鬼山温泉・スペース21」と「旅籠」の撤去の行政指導を要求する。
 *弘前市役所岩木総合支所商工観光課・建設課等と、また岩木山環境保全協議会との連携を密にする。
 *ミズバショウ沼農村公園を自然観察の場所として積極的にトレイルセンターと連携させながら活用する。また自主的に整備に取り組み、自然観察会などに会員が出向いて解説や指導等にあたる。
 *毎年7月第一日曜日に実施されている岩木山清掃登山に参加する。

3、NHK弘前文化センター講座『津軽富士・岩木山』を昨年に引き続き出来るだけ開設する
 ※NHK文化センター講座の案内※
 ・第25回   4月27日     (担当:阿部 東)
 主題: 岩木山の自然  (座講) 
 岩木山の自然を中心に、人工物等によって生き物(ほ乳類や 昆虫)がどのような状態に追い込まれているかを学習する。

・第26回   5月20日   (担当:阿部・三浦ほか)
 主題: 岩木山の寄生火山・森山をたずねる(野外観察と実習)
 岩木山の寄生火山の簡単な構造について理解し、春の植物に 親しむ。

・第27回   6月24日  (担当:阿部・三浦ほか)
 主題: 岩木山北面石神神社とその周囲(野外観察と実習)
 初夏のブナ林と民間信仰の「石神様」をたずね、ブナ林とその植生、石神様の由来を学習する。

4、写真展「私の岩木山」を市民参加型の写真展と位置づけて開催する 
 ・第14回写真展「私の岩木山」は9月14日(金)〜9月16日(日)にNHK弘前放送会館ギャラリーで開催する・

*来場者500名を目指す。出展者を出来るだけ多くし、多数のさまざなな視点からの作品を「多くの人々に開かれた写真展」という趣旨を継続し展示する。
*特設コーナーを設定する。

5、「東北自然保護の集い」に多数参加する
・岩手県が主管となり11月を予定している。10名を越える会員の参加を目ざしたい。なお、会として参加費の一部を負担する方向で検討したい。

6、市民参加型の自然観察会とする
 春・夏または秋・残雪期に会員と一般参加者を募り、年3回の実施を考える。
 第40回自然観察会の案内
※実施日:5月13日(日)場所:(岩木山)
※主 題:(1)スプリングエフェメラルズを見て森の仕組みを知る(2)樹木と林床(3)春の野鳥
参加希望者は5月9日まで事務局に申し込むこと。

7、これからの自然保護運動は市民(農民や消費者を含む)運動と深く連携し、行政と向き合っていくことが大切である。宣伝と啓蒙を含みながら他団体(自然保護・平和・市民生活・農村と農民)との連携を密にしていく
 *マスコミに会報を発行の都度、送付する。諸催事や活動を事前にマスコミに発表し、報道・文化機関や行政の後援を出来るだけ得る。
 *岩木山に関わる観察会、講演会、登山等に講師、その他を派遣する。ただし、営利的なことには派遣しない。
 *「日本の天然林を救う全国連絡会議」に参加して林野庁による国有天然林破壊を告発する。

8、ホームページ「岩木山を考える会」の充実
 ホームページを「インターネット岩木山総合学習センター」と本会の活動・運動・意思等の発表、発信の場と位置づけて内容の充実を図る。幹事の中でPCを扱える人が2名しかいない。記事の更新には、現在管理人である葛西幹事と事務局長が当たっている。しかも葛西幹事は超多忙で更新業務もままならない状況が続いている。よってホームページの技術的担当が可能な要員を増やすことが緊急の課題である。3月5日現在でアクセス数は41.600を越えて、社会からの本会ホームページに対する期待はますます強まっている。
なお、会員からの情報も写真・文章ともインターネットで事務局に送付されることを望む。

9、幹事会と事務局の機能的な充実をはかりながら会員の拡大につとめる
  *幹事と事務局員の私的都合を勘案し、辞退を認めながら増員の方向で、各担当を明確にする。
 *写真展、観察会、講演会、シンポジウム等で関わりを持った市民を大切にする。