・岩木山を考える会2006年度総会・

日 時:4月22日(土)13時から16時まで
場 所:弘前市参画センター(弘前市桜大通り・交番となり)
 

活動方針(案)

1、岩木山の自然破壊の監視、阻止、および山岳自然の保護と再生をめざし調査と情報の蒐集につとめる
 鰺ヶ沢スキー場の動向には注意する。林野庁(入会権行使の部落林管理)による伐採が続いているのでその動向に注意する。 登山道だけでなく山麓から山腹に延びている林道沿いの調査も実施する。重点的に「長平(鰺ヶ沢)の種蒔苗代」(岩木山唯一の高層湿原)の調査を今年度から始める。これまで蒐集した動植物の資料・情報を整理する。

2、新「弘前市」が岩木山に対する自然保護行政に積極的に取り組むように働きかけ、これまで岩木町と協力しながらしてきたことを継続する
 a、囲いのない郷土精神形成の「岩木山」という風景を取り戻すために、弘前公園有料化の撤廃運動を進める。
 b、「岩木山弥生地区自然体験型拠点施設」建設には「自然保護」と美しい岩木山を残すために反対する。
 c、巨大ゴミ・廃墟と化したホテル「巌鬼山温泉・スペース21」の撤去の行政指導を要求する。

3、弘前市役所岩木総合支所商工観光課・建設課等との連携を密にする
 a、ミズバショウ沼農村公園を自然観察の場所として積極的にトレイルセンターと連携させながら活用する。また自主的に整備に取り組み、自然観察会などに会員が出向いて解説や指導等にあたる。
 b、毎年7月第一日曜日に実施されている岩木山清掃登山に参加する。

4、NHK弘前文化センター講座『津軽富士・岩木山』を昨年に引き続き開設する
 本講座も2年目に入った。これまでの形態は観察・実習と座学から構成されていた。内容は・岩木山の高山植物・春のエフェメラルズを見よう・岩木山は生物進化の実験室・ゼフィルス(そよ風)を見よう・岩木山と信仰・岩木山の神社めぐり・二子沼観察・岩木山と農耕・岩木山の景観的な価値論・雪上自然観察など多岐にわたっている。
 今年度は充実させた内容と方法で、出来るだけ野外観察をふやす方向で「岩木山のいろいろな姿」を紹介していく。

・4月期開講講座案内・
■第13回 4月23日 主題:岩木山の信仰(野外実習と観 察)高照神社・求問寺・百沢寺・岩木山神社と付属の各種神 社および歴代神官等の墓地
■第14回 5月21日 主題:岩木山で白神山地の花を見る ・イワウチワに会おう(野外実習と観察)
 湯段沢・黒沢沿いの林道を歩き、付近の稜線に登ってみる
■第15回 6月18日 主題:岩木山と信仰その3・模擬岩 木山その他について

5、写真展「私の岩木山」を市民参加型の写真展と位置づけて開催する 
 ・第13回写真展「私の岩木山」は9月29日(金)〜10月1日(日)にNHK弘前放送会館ギャラリーで開催する
 a、来場者500名を目指す。出展者を出来るだけ多く し、多数のさまざなな視点からの作品を「多くの人々に開かれた写真展」という趣旨を継続し展示する。
 b、プロジェクター使用や特設コーナーを設定する。
 c、出展写真搬入等に関しては臨機応変に対処する。

6、「東北自然保護の集い」を本会が中心となり開催する
 ・9月16日(土)〜17日(日)場所:岩木山百沢:あすなろ荘
「東北自然保護の集い」とは東北六県の自然保護団体が一同に集い、各県が抱えている問題を出し合いながら打開策を探るというもので学習・協議の場である。各県持ち回りで今年は青森県が担当する年にあたっている。3年前と昨年、本会が参加し事例発表等をしたことが「集い」開催の担い手として各県から指名されたようである。昨年は県内の他団体からの参加はなかった。

7、市民参加型の自然観察会とする
春・夏または秋・残雪期に会員と一般参加者を募り、年3回の実施を考える。

8、ホームページ「岩木山を考える会」の充実
ホームページを「インターネット岩木山総合学習センター」と位置づけて内容の充実を図る。担当者の増員が必要である。

9、幹事会と事務局の機能的な充実
 幹事と事務局員を増員し、各担当を明確にする。

10、会員の拡大
 a、写真展、観察会、講演会、シンポジウム等で関わりを持った市民を大切にする。
 b、会員は積極的に観察会等に参加して、一般の方々への入会案内をする。

11、本会の宣伝と啓蒙および他団体(特に自然保護・平和) との連携
 a、マスコミに会報を発行の都度、送付します。
 b、諸催事や活動を事前・事後にマスコミに発表します。
 c、岩木山に関わる観察会、講演会、登山等に講師、その他を派遣する。


* なお、総会はどなたでも傍聴できます。また、単なるオブザーバーとしてでなく、意見を述べることも出来ます。会員でない方、報道関係者等の参加も自由にできますので、どうぞお越し下さい。