第26回観察会について

 第26回観察会は予定どおり、ほぼ快晴のもと5月6日に実施いたしました。前回から会員外の参加を公表して、今回は東奥日報(Web東奥を含む)、陸奥新報、NHK等が記事やお知らせのかたちで一般市民に働きかけてくれました。そのせいでしょうか。101人の参加申し込みがあり、当日は96名の参加者で観察会は始まりました。

 受付等に手間取り、約30分遅れて西岩木山林道と登山道との分岐広場に駐車をし開会行事をしたあと、5班に分かれて出発しました。班の構成はリーダー・講師(植生「樹木・花」、鳥、昆虫の3名)他15〜16名です。観察の形態・方法は植生・生物を損なわないを基本にして各班に任せられました。講師を分野ごとに配置出来ましたから、ある程度親切で丁寧な「観察」助言が出来たのではないかと思っています。
 開会挨拶の中で阿部会長は「耳を澄まそう」と呼び掛けました。30分の遅れは二子沼に到着するまで取り戻せませんでした。しかし、帰路は簡単な観察となったようで予定時間を5分ほど遅れて閉会行事をすることができました。その中で、佐藤照子さん、福島靖文さん、赤石邦子さん、奈良岡豊さん、中山明代さんから感想をのべてもらいました。

 
途中で見たタムシバ (別名においこぶし)  キクザキイチリンソウ   

 今回も黒石市から参加した福士さん一家が茜さんを中心にゴミひろいをはじめました。雪解け直後はよくゴミが目立つのです。林道脇にはたくさんの空き缶が捨てられています。福士さん一家の行動に啓発されて観察のかたわらゴミを拾い出す人がふえていきました。なんと、拾い集めた空き缶などは大きなポりぶくろで15個にもなったのです。このゴミは持って帰れる人に持ち帰ってもらい、自家のゴミとして出してもらうことにしたところ、またたくまになくなりました。山に出かけて山菜ならぬ他人のゴミを・・・・・本当にありがとうございます。次の観察会からは集めたゴミを集積しておいて鰺ヶ沢町に処理してもらうよう依頼したいと考えています。
 とにかく、参加されたみなさん、なんと生き生きとしていたことでしょう。自然が好きでたまらないという熱気いっぱいの一日でした。ありがとうございます。


観察会当日1週間前の二子沼・上の沼 (拡大写真!

(当日配布したもの: 1 カラー版観察会パンフレット 2 地図・花名記載のフィールドノート 3 各班担当リーダー・講師名および班メンバー表)

 ※二子沼をバックに写した集合写真は大きめの2L判として参加者全員に10日に郵送しました。下の写真がそれです。※


拡大写真!


次に参加者からのお礼のメールを紹介いたします。

先日は、ありがとうございました。久しぶりに山の麓を歩いて、英気を養いました。
100人もの参加、ビックリしましたが、きちんと対応できる会はたいしたもので
す。                       佐藤照子

 
 先日(5月6日)に実施されました、二子沼までの「自然観察会」には好天に恵ま
れ、楽しい一日を過ごさせていただきました。
 それも「岩木山を考える会」の事前の準備・当日の講師・係り分担の配慮に対し、
深く感謝します。中でも配布された資料の写真の鮮明さがすばらしかったです。あ
りがとうございました。              福島靖文


*今回の観察会の道筋にも咲いていました「イワナシ(岩梨)」にはお気づきだったでしょうか? 岩木山の花々(第18回)でご紹介いたします