会員でない方も参加出来ます岩木山を考える会主催 第25回自然観察会
2001年度 雪上自然観察会  通算7回目
★後長根沢と雪崩地形を辿る★
《弘前の北西に広がる農地を育み続ける岩木山南東麓の沢に早春を訪ねる》

2002年 3月24日(日曜日)参加費は800円(保険代と写真・郵送料金)
日程
  9:00 集合(集合場所 百沢岩木山スキー場駐車場下段の方)
→ 9:05 開会主催者挨拶・観察表配布・諸注意・リーダー等の紹介
→ 9:10 出発
→ 9:25 沢入口 標高約250m(散策開始)
→10:25 川原地帯標高約400m
→11:30 左右尾根が狭まっているところ到着・集合記念撮影 標高約550m(行動停止・昼食)
→12:30 出発
→14:15 駐車場
→14:30 閉会主催者挨拶・参加者感想発表・観察表提出
→14:45 閉会・解散

コ ー ス 地 図
 

雪崩あと(デブリという)             マンサクの花   
 

持ち物・装備 
1、 歩行具として、スキー(歩くスキー・テレマーク)ワカン、スノーシュウ、ストック
2、履物は上記が使えるもの
3、防寒・防風着・手袋・帽子(下着は木綿を避けて、速乾性ある衣料)
4、昼食・おやつ・飲料(水)
5、筆記用具・下敷き
6、双眼鏡・ルーペ
7、その他
*ワカン等は会でいくらかは用意出来ます。ご相談ください。

注意事項 
1、単独行動はしないで下さい。
2、主催者の指示を守って下さい。
3、沢筋を歩きますから滑落・落下には十分注意して下さい。
4、体調変化や気分の悪い時は直ぐに会員に連絡して下さい。
5、質問・疑問は気軽にして下さい。
6、一応班行動を基本にしますので班のリーダーの指示を守って下さい。

解説と観察コース 
 後長根沢は岩木山の南東面に位置し、標高200mから580mにかけて緩やかな斜面が約3kmに渡って続き広い川原をなしています。しかし、標高750mから1300mにかけては斜度が40度を越え、所々が断崖絶壁となっています。
 最も高い断崖絶壁部分を地元の人たちは「おおまぶ」とか「後長根の倉窓」と呼んでいます。この断崖部分からの開析谷が後長根沢です。「まぶ」というのは剥き出しの岩が直立している場所を、「倉」という呼称は急峻な崖を意味します。
 岩木山の大沢左岸から大黒沢右岸にかけての東面は広大な雪の吹き溜まり地帯で遅くまで積雪があります。また、この沢は雪崩の頻発地帯で、毎年大きな雪崩が発生しています。吹き溜まりによる積雪と雪崩で集められた多雪が雪解け水となってこの沢に流れ込むのです。昔から多くの農家はこれを恵みの水として利用しています。
 先ず沢左岸沿い林檎園のわきを進みます。時折沢の最奥の壁が見えたりしますが、ミズナラ林と杉林の中を行きます。リスやカモシカに会えるかも知れません。何回かこの尾根筋でクマとも会っています。約1時間ぐらいで川原に出ます。川原特有のバッコヤナギの可愛い綿帽子を、川原に遊ぶ野ウサギを探してみましょう。黄色いマンサクの花にも会えますよ。今年は早出のフキノトウが採れるかも知れません。

*参加希望者は「アウトドアショップ・オーク・36−7982、または会長の阿部36−4205にお申し込み下さい。締め切りは3月20日です。参加費は800円(保険代と写真・郵送料金)です。